デレステのMVをAndroidスマホやタブレットで録画する方法です。
この記事は「録画準備編」の続きです。
先にそちらを読んで下さい。
今回はMVの録画・録音までを解説します。
目次
今回の手順
録画終了後はUSBケーブルを外す。
↓
オーディオケーブルでパソコンとスマホを繋ぎ、サウンドブースで目的の曲を再生。
パソコンで録音する
録画と録音は同時に行わないほうがいいです。
スマホが充電状態の時に録音を行うと音にノイズが増えます。
MVの録画
まずはMVを録画します。
デレステを起動して録画するMVのユニット選択画面で一旦待機してください。
WindowsキーとRキーを同時押しから「ファイル名を指定して実行」を開き、cmdと入力してコマンドプロンプトを起動して下さい。
PCとスマホをUSBで接続したら
と入力してエンターキーを押して下さい。
エンターキーを叩いた後にオレンジで囲った部分のように英数字の羅列が出てきた場合はもう一度エンターキーを押して下さい。
$マークが出てきたらコマンド入力の準備が整っています。
次にこの録画コマンドをコマンドプロンプトに入力してエンターキーを押して実行します。
録画コマンドを入力後に待機させていたデレステでMVを再生させましょう。
今回はLove∞Destinyを解像度1280×720、ビットレート35Mbps、ファイル名はlove-Destiny-001.mp4でSDカード直下に保存します。
デレステは1280×720で描画したものを引き伸ばしているので、通常はこの解像度とビットレートの設定で十分です。
コマンドを入れても特に変化はありませんが、しっかり録画中です。
MVが終わったらコマンドプロンプトでCtrlキーとCキーを同時に押して録画を終了させます。
終了するとまた$マークが出てきてコマンド入力待ちの状態に戻ります。
録画が終わったらパソコンからスマホにアクセスして出来上がった動画ファイルをパソコンの適当な場所に移動させておきましょう。
高解像度でMVを録画をする
デレステ標準解像度から一歩進んで高解像度でMVを録画してみましょう。
デレステを終了した状態でスマホのホーム画面を表示させて以下のコマンドを入力して下さい。
wm size 720x1280
Android 4.4以下の場合はwm sizeをam display-sizeに置き換えてください。
端末解像度を1280×720に変更するのでホーム画面が崩れます。
ウィジェットがエラーを吐くことがあるので、ホーム画面から外しておく等で各自対応して下さい。
ドットバイドットで録画
解像度を1280×720に変えたままデレステを起動してください。
デレステホーム画面でお知らせを閉じたら以下のコマンドを入力して下さい。
これで端末解像度が初期値にリセットされます。
ついでにデレステの描画解像度もこの値に合わせて変更されます。
所謂ドットバイドット状態なので多くの端末でデレステ初期値の1280×720よりも高い解像度での動作になります。
後は下の録画コマンドを入力してMVを録画して下さい。
端末の解像度以上で録画
wm sizeでは端末の解像度を超える数字を指定できますが、その場合はscreenrecordでは正しく録画ができなくなります。
そこでRecというアプリを使いましょう。
下のPlayストアのリンクから端末にインストールして下さい。
解像度を1280×720に変えたままデレステを起動してください。
デレステホーム画面でお知らせを閉じたら以下のコマンドを入力して下さい。
ここでは非実用的ですが4K解像度を設定しました。
MVのユニット選択画面で一旦待機してください。
インストールしたRecを開いてこの画像の様に設定して下さい。
SIZEの部分はwm sizeで入力した数字を指定して下さい。
RECORDボタンを押すと録画カウントダウンが始まるので、デレステに戻ってちょうどいいタイミングでMV再生ボタンを押して録画して下さい。
RECORDボタンは必ず横画面にしてから押して下さい。
4K状態ではSnapdragon 821を搭載したXiaomi Mi5sで描画負荷が低めのLove∞Destinyを3D標準、30FPS設定で若干コマ落ちさせながらようやく録画が出来るレベルで負荷が高いです。
3D軽量設定まで落とせば速度は出ますが、画質を意識して高解像度で録画をするのに、それではあまり意味はないですよね。
実機を使った高解像度録画は今後発売されるSnapdragon 835や更に次の世代のCPUを積んだ端末じゃないと厳しい印象です。
解像度が変更できているのかの確認方法
動作解像度の変更に成功したかはMVで歌詞の表示位置が下に移動したかを見て確認ができます。
MVを一時停止中にwm sizeで解像度を変えています。
上から1280×720(デレステ標準解像度)、1920×1080、2560×1440、3840×2160でスクショを撮りました。
解像度を上げると歌詞の表示位置が下がっていきます。
MV音を録音する
MVの録画が終わったら次は録音です。
スマホのイヤホンジャックとPCのマイク端子をオーディオケーブルで接続してAudacityを起動して下さい。
マイクアイコン横の項目が「マイク(High Definition Audio」と「ステレオ録音チャンネル」となっていることを確認したら、
「モニターを開始」をクリックしてデレステのサウンドブースで適当な曲を流して下さい。
メーターが動けばデレステの音がパソコンに入っています。
ただ、こんな感じでメーターが真っ赤に振り切れている場合は音が大きすぎて音割れしているので、スマホの音量を少し下げましょう。
こんな感じで最大でも-3にタッチする程度にスマホの音量を調節します。
調整が終わったらルームのサウンドブースで曲を再生させ、Audacityで録音しましょう。
上のメニューから「解析」→「クリッピングの検出」で音割れを確認できます。
こんな感じで下に3 of 3等、ごちゃごちゃと出てきたら音割れしているのでスマホの音量を下げましょう。
音割れしていなければ下には何も出てきません。
録音ファイルの編集
録音したファイルを扱いやすいように編集します。
まずは不要な無音部分をカットしましょう。
上のメニューから「エフェクト」→「無音の短縮」を選びます。
ここで「レベル」の数字を「-55db」を選んで「OK」を押して下さい。
自動で編集してくれます。
次は音量を上げます。
上のメニューから「エフェクト」→「正規化」を選びます。
音割れしない様に自動で音量を上げてくれます。
チェックを確認して「OK」を押して下さい。
音量が上がりました。
これでも最初よりは改善しましたがもう少し上げたいところ。
そこで上のメニューから「エフェクト」→「W1 Limiter」を選びます。
とりあえずThresholdを-5.5db、Ceilingを-0.1dbでCD音源程度の音量まで上がります。
Adaptive Releaseのチェックは無視していいです。
有効化にチェックが入った状態で適用を押せば音量が上がります。
最初に録音した状態とW1 Limiterをかけた状態の比較GIFです。
録音ファイルの保存
編集が終わった録音ファイルを保存しましょう。
上のメニューから「ファイル」→「オーディオの書き出し」を選びます。
ファイルの種類で「WAV」を選んで、適当にファイル名を付けて保存して下さい。
ファイル名の最後に.wavを付けるのを忘れずに。
保存を押した後にメタデータの編集画面が出てきますが、全て無視してOKを押せば録音データが保存されます。
管理人の一言
MVを続けて何本も録画するとスマホのCPUが熱ダレから一時的に性能低下を起こしてコマ落ちしやすくなるので注意してください。
熱を持つ部分にUSB扇風機なんかで風を当てると少しだけマシになります。
次回はAviUtlを使って動画と音声を合わせます。